患者の皆様へ
病棟の紹介
小児科病棟について
小児科病棟は全体的に優しい色彩で暖かい雰囲気です。床や壁には可愛い動物や鳥たちの絵が描かれており、まるで小児科病棟は森の中のよう。森には大きな木があって、動物たちはその大きな木の周りに集まり元気をもらって帰ります。
子供たちにとって、小児科病棟が暖かい森になれるよう、そして私たちが大きな木になれるように心がけています。
- 個室 12床 (特別個室5床、一般個室4床、クリーンルーム3床)
- 大部屋 16床 (4人部屋×4床)
新生児治療室について
新生児集中治療室(NICU)12床(感染隔離室2床含む)、新生児後方支援室(GCU)10床を備えています。(新生児医療の需要増加に伴い、NICU・GCU共に増床予定)
NICUでは各保育器をパーテーションで仕切ることによって、ご家族のプライベートなスペースを確保するように心掛けています。また、赤ちゃんができるだけ穏やかに過ごせるよう照明や音にも配慮しています。
赤ちゃんが集中治療を受けていても、出来るだけ赤ちゃんとご家族の時間・空間を大切にしたいと思っています。
施設の紹介
病棟受付
個室
大部屋(4人床)
プレイルーム
NICU(新生児集中治療室)
GCU(新生児後方支援室)
洗濯乾燥機
心理士の紹介
子供の心と体はつねに成長していきます。発達が早い子もいればゆっくりな子もおり、中には通常の発達から外れてしまう子もいます。
子供たちの発達や成長を正しく評価し、必要ならば適正な介入が必要です。また、成長過程の子供たちの心は未熟で、不安定になってしまうこともあります。
小児科では心理士が働いており、心臓の病気をお持ちのお子さん、 神経外来へ通院するお子さん、NICUに入院したお子さんやそのお母さんへのサポートを行っています。
病棟保育の紹介
当院には、保育士が配置されています。保育士は乳幼児から学童までを対象とし、日常生活の援助、生活の中心である遊びの充実と保障、学習支援、家族支援などを行っています。プレイルームでは、感染と安全に十分配慮し、他児と交流が持てるように集団保育を行ったり、子どもたちが自由に遊びを選択できる環境を整えてあります。 活動範囲に制限がある子どもには、ベッドサイドでの個別保育を行っています。また、ご家族のお話を伺い、入院生活や子育てについての不安や悩みを受けとめ、 共に考えていく姿勢を大切にしています。そしてご家族がリフレッシュできる時間が持てるように支援しています。 日々の保育に加えて、季節を感じられるように様々な病棟行事も開催しています。
こどもたちにとって、入院中であっても「生活」や「遊び」を提供することは大切なことです。 小児科病棟のプレイルームの設計は、立命館大学理学部建築都市デザイン学科の先生に携わっていただきました。
CLSの紹介
当院ではChild Life Specialist(CLS)を採用しています。CLSは、お子さんの病院での経験がよりストレスの少ないものとなり、安心して病気や治療と向き合っていけるよう心理社会的ケアを行います。
検査や処置、手術などの様々な医療体験によって、子どもが心に傷を負うことのないように心理社会的支援を提供します。